〜小さなボディに込められた、大きな進化〜
🔍 はじめに
ETCの人気スポットライト「Source Four Mini」シリーズ。
コンパクトながらプロ仕様の光質で、美術館や店舗、劇場のロビー照明など、
幅広い現場で活躍しています。
2025年に新登場した「Source Four Mini LED Plus」は、従来モデルの“Mini LED”をさらに進化させた上位機種。
見た目はほとんど同じですが、中身はまるで別物です。
この記事では、**「Mini LED」と「Mini LED Plus」何がどう違うのか?**をわかりやすく解説します。
💡 1. 明るさがアップ!
まず一番の違いは光のパワーです。
モデル | 明るさ(最大) | 消費電力 |
---|---|---|
Source Four Mini LED | 約670ルーメン | 約12〜14W |
Source Four Mini LED Plus | 約930ルーメン(約1.4倍) | 約16〜20W |
Plusは、同じサイズながらより高出力のLEDモジュールを搭載。
展示物をくっきり照らしたり、店舗照明でよりインパクトある演出をしたいときに効果的です。
⚙️ 2. 調光・制御がより柔軟に
従来のMini LEDは、いわゆる“家庭用の調光(位相制御)”対応がメインでした。
一方で、Mini LED Plusはプロ向けのDMXやDALIといったデジタル制御に対応。
制御方式 | Mini LED | Mini LED Plus |
---|---|---|
位相調光 | ✅ 対応 | ❌ 非対応(デジタル制御推奨) |
DMX(舞台・イベント用) | ❌ | ✅ 対応 |
DALI(建築照明用) | ❌ | ✅ 対応 |
F-Drive(ETCの集中電源システム) | ✅ | ✅ 対応(改良版) |
照明システムとネットワーク連携させることで、より正確でスムーズな調光が可能になりました。
また、DMX対応モデルはRDM設定やアドレス変更も可能です。
🔌 3. 電源範囲が広く、設置場所を選ばない
Mini LEDは120Vまたは230Vと電圧が固定でしたが、
Mini LED Plusは100〜277Vの広範囲電圧に対応。
つまり、
日本国内の100V環境でも、海外施設の277Vラインでもそのまま使えます。
建築照明・美術館・商業施設など、グローバル対応設計になっています。
🔧 4. 細部もアップデート
外観は同じでも、中身は確実にブラッシュアップされています。
- LED寿命:35,000時間 → 50,000時間に延長
- 光学効率:約43lm/W → 約50lm/W
- シャッター操作やノブが熱くなりにくい(断熱仕様)
- アクセサリー類は従来Miniと共通使用可
これまでのMini LEDを使っている方でも、
Plusに切り替えることでそのままレンズやトップハットを利用できます。
🎭 5. どんなシーンにおすすめ?
用途 | おすすめモデル |
---|---|
美術館・ギャラリー | Mini LED Plus(高演色・高出力) |
飲食店・ショップ | Mini LED(コスパ重視) |
劇場ロビー・展示会 | Mini LED Plus(DMX連携が便利) |
教育施設・博物館 | どちらも◎(予算とシステム次第) |
🧭 まとめ
「Source Four Mini LED Plus」は、従来モデルの魅力をそのままに、
より明るく、よりスマートに、より自由に制御できるようになった新世代のミニスポットです。
- 🔆 約1.4倍の明るさ
- 🎛 DMX・DALI対応
- 🌍 100〜277Vのワイド電圧
- 🕒 LED寿命50,000時間
同じ“Mini”でも、用途によって選び方は変わります。
これから導入を検討される方は、**「どんな場所で・どう使いたいか」**を基準に選ぶと良いでしょう。
✨ どちらも ETC の確かな光を。
「Mini LED」も「Mini LED Plus」も、
ETCならではの精密な光と美しいカット、そして信頼性の高い設計を継承しています。
📩 日本コーバンでは、Eosの使い方講習や現場サポートなども承っています。