舞台照明の世界を彩る「カラーフィルター」とは? 〜Rosco製品で広がる表現力〜

  • URLをコピーしました!

こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部です!
本日は、舞台照明に欠かせない「カラーフィルター(通称:カラーフィル、ジェル)」についてご紹介します。
日本コーバンは、世界的に知られる照明ブランドRosco(ロスコ)の日本代理店として、数多くの舞台に彩りを提供しています。

目次

カラーフィルターとは?

カラーフィルターは、照明器具の前に取り付けるフィルム状の素材で、ホワイトライトをブルー、レッド、アンバーなど多彩な色に変換します。これにより、舞台上の雰囲気や登場人物の感情を視覚的に伝えることができます。
Roscoのカラーフィルターは、100年以上にわたり舞台照明業界をリードしてきた技術と経験に基づいて開発されています。

Roscoフィルターの特徴

Roscoのカラーフィルター(Roscolux、E-Colour+、Cinegelなど)は、以下のような特徴を備えています。

  • 豊富なカラーバリエーション
    数百種類以上のカラーフィルターから、シーンや演出意図に合わせて選択可能。温かみのあるアンバーから冷たいブルー、幻想的なパープルまで幅広い表現を実現します。
  • 優れた耐久性と高温耐性
    Roscoluxシリーズは、耐熱性の高いポリカーボネートを基材とし、フィルターの色材をプラスチック内部に練り込む「ボディカラー方式」を採用。これにより、熱による変色や退色を抑え、長期間安定した色味を保ちます。
  • 光の演出効果を最大化
    フィルターの選び方や組み合わせ次第で、自然光の再現(太陽光、月光)から特殊効果(火、雨、夢幻的な空間)まで、舞台に奥行きと物語性を与えることができます。

カラーフィルターが生み出す舞台の魔法

Roscoのフィルターを通じて、世界中の照明デザイナーは、色彩の力で観客の感情を揺さぶる舞台を作り上げています。
例えば、演者の肌を美しく見せる「バスタードアンバー系」、冷たい月明かりを表現する「ヘムズリーブルー」、炎や夕焼けを模した「ディープアンバー」など、シーンに応じた多彩な色が用いられます。

Roscoカラーフィルターの導入を検討中の皆様へ

日本コーバンでは、Rosco製品の提案から導入、現場でのテストまで幅広くサポートを行っています。
「どのフィルターが最適かわからない」「特定の演出に合う色を提案してほしい」など、お気軽にご相談ください。

舞台照明の可能性を広げるRoscoカラーフィルターで、より印象的なステージを一緒に作りましょう!

現場に合わせた機材・ソフトのご提案、バージョンに関する技術サポートなども対応可能です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

目次