【Eos Tips】知らないと損する?Offset機能を使ってチャンネルを自在に操ろう!

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部です!

照明卓で「特定の間隔でチャンネルを選びたい」「ランダムに並び替えたい」
そんなときに力を発揮するのが【Offset(オフセット)】機能です!

今回は、Offset機能の基本から応用まで、現場で役立つ使い方を一気に解説します!


目次

◆ Offsetとは?

✅ 複数のチャンネルを選んだあと、間引いたり並び替えたりするための機能です!

使い方は簡単:

[1] [Thru] [10] [Offset] {Even} [Enter]

➡ チャンネル 2, 4, 6, 8, 10 が選択されます!


◆ よく使うOffsetの種類一覧

コマンド内容
{Even}偶数チャンネルだけを選択
{Odd}奇数チャンネルだけを選択
Offset [3]3つおきにチャンネルを選択(1,4,7…)
{Random}ランダムな順番でチャンネルを並び替え
{Reorder}選択中のチャンネルを番号順に整理
{Mirror In}外から内側へ向かうようなペアに分ける
{Mirror Out}中央から外側へ向かうペアに分ける
{Jump} [n]指定数ずつスキップして選択
{Chan Per Group}指定した数ずつグループに分ける
{InterLeave}飛び飛びにグループを作る

◆ 使用例(実際のコマンド)

🔹 偶数チャンネルだけ選びたいとき

[1] [Thru] [20] [Offset] {Even} [Enter]
→ 2, 4, 6, ... 20

🔹 3つ飛ばしで選びたいとき

[1] [Thru] [20] [Offset] [3] [Enter]
→ 1, 4, 7, 10, 13, 16, 19

🔹 ランダム順で並び替えたいとき

{Group} [5] [Offset] {Random} [Enter]
→ Group 5の内容がランダム順に

🔹 グループに分けて選びたいとき

[1] [Thru] [12] {Chan Per Group} [3] [Enter]
→ (1,2,3) (4,5,6) (7,8,9) (10,11,12)

◆ 複数のOffsetを組み合わせて使うことも可能!

[1] [Thru] [20] [Offset] {Even} [+] [60] [Thru] [80] [Offset] [3] [Enter]

→ チャンネル1〜20の偶数 + チャンネル60〜80の3つおき を同時に選択!


◆ エフェクトやキューにも使える!

Offsetはチャンネル選択だけでなく、エフェクトのステップやアクションにも使用可能

[Effect] [1] [Step] [1] [Thru] [20] [Offset] {Even}
→ ステップ1〜20の中で偶数だけ選択
[Record] [Cue] [1] [Thru] [100] [Offset] [10] [Enter]
→ Cue 1, 11, 21, … 91 をまとめて作成!

◆ 応用Tips:ミラー効果のグループ分け

[1] [Thru] [8] {Mirror In} [Enter]
→ (1,8) (2,7) (3,6) (4,5) のペアに分ける

[1] [Thru] [8] {Mirror Out} [Enter]
→ (4,5) (3,6) (2,7) (1,8) のペアに分ける

➡ 効果的なエフェクトの並び順調整に便利!


✅ まとめ:Offsetはチャンネル選択の“魔法のツール”!

機能活用例
数指定の間引き[Offset] [3] で3つおきの選択
偶数・奇数選択{Even} / {Odd}
グループ分け{Chan Per Group} + {InterLeave}
ランダム順{Random} で順番を毎回変えられる
応用的エフェクト操作StepやActionにOffsetを使える

📩 日本コーバン舞台照明事業部では、Eosコンソールを活用したチャンネルコントロールのテクニックを今後も発信していきます。

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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