【ムービングライトとは?】空間を動かし、演出を変える“光の演出家”

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こんにちは。日本コーバン舞台照明事業部です。

今回は、舞台照明の中でも特に注目度の高い「ムービングライト」について、
「名前は聞いたことがあるけど、どんな機材なの?」「何ができるの?」という方に向けて、
照明の現場経験がなくてもわかるように、やさしく解説します。


目次

🎥 ムービングライトって、なに?

ムービングライトとは、自動的に動くことのできる照明器具のことです。

舞台の上部や後方などに吊るしたライトが、
・左右に回転したり(Pan)
・上下に動いたり(Tilt)
・色や模様を変えたり(Color / Gobo)
・光の広がりを変えたり(Zoom / Iris)
と、リモートで自在に操作できる照明機材です。


💡 ムービングライトで“できること”

Eosのような照明卓と組み合わせることで、ムービングライトは次のようなことが可能になります:

機能説明
位置を動かすシーンや演者の動きに合わせてライトの照射位置を動かせる
色を変える光の色を即座に変更し、感情や時間帯、雰囲気を演出
模様を投影するゴボ(Gobo)を使って、舞台に模様や文字を映し出す
光の幅を変えるズームで光を絞ったり広げたり、アイリスでシャープなビームを演出
動きや点滅をつけるウェーブのように動かしたり、音に合わせた点滅(エフェクト)でダイナミックな演出が可能

これらの動きや変化を事前にプログラミングして自動再生したり、リアルタイムで操作することもできます。


🎭 ムービングライトの「舞台外」での活用例

ムービングライトは、もともとライブコンサートやミュージカルで多用される機材ですが、
その高い柔軟性と演出力から、以下のような空間でも活躍しています:

  • 🎧 クラブ・バー:DJのテンポに合わせたライティングで盛り上げ演出
  • 🏋️ ジム・スタジオ:動きと連動した照明でモチベーションUP
  • 🍽️ レストラン・ホテル:時間帯や演出に合わせて光の印象を変える
  • 🎓 学校・文化祭・発表会:演出照明としても、空間演出としても効果大
  • 🎤 小規模イベントスペース:プロのようなステージを簡単に演出できるコストパフォーマンスの高い選択肢

🛠️ どうやって操作するの?

ETCのEosシリーズのようなプロフェッショナル照明コンソールを使うと、
ムービングライトのすべてのパラメータを細かくコントロールできます。

  • 位置(Pan / Tilt)
  • 明るさ(インテンシティ)
  • 色(Color Wheel / CMYミキシング)
  • 模様(Gobo)
  • ズーム・アイリス・ストロボ
  • タイミング・エフェクト・プリセット記録 など…

しかも、Eos卓ならすべて日本語表示で、視覚的にもわかりやすい操作が可能です!


✅ まとめ:ムービングライトは「空間そのものを動かす光の演出装置」

ムービングライトは、ただのライトではありません。

  • 空間を「動かす」
  • 感情を「引き出す」
  • 観客の目線を「導く」

そうした演出のために、Eos卓とムービングライトは最高のパートナーとなります。


📩 日本コーバンでは、ETCのEos卓と各種ムービングライトの導入・操作サポート・研修までを一貫して行っています。

「小規模のイベントでも使えるの?」
「簡単なセットアップでどこまでできる?」
そんな疑問にも、現場目線でお答えいたします!

📩 日本コーバンでは、Eosの使い方講習やMark設定の現場サポートも承っています。

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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