こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部です!
今回はEosファミリーのコンソールを使ううえで基本中の基本、「キュー(Cue)」について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
🔦 キューとは?
キューとは、舞台照明の「次の動き」を記録しておく“指示書”のようなもの。
たとえば、ある場面で舞台上のライトを暗くしたり、色を変えたりする操作を、Eosでは「キュー」として記録し、再生することができます。
キューの中には以下の情報が含まれます:
- どのライトを(チャンネル)
- どんな状態に(明るさ・色・動きなどのパラメータ)
- どんなタイミングで(フェード時間や次のキューへのつながり)
これらの設定をショーの進行に合わせて順番に並べたものが、「キューリスト」と呼ばれます。
🧠 キューはなぜ必要?
舞台は一瞬たりともミスが許されない世界。手動で1台ずつライトを操作していては間に合いません。
キューを使えば、「1ボタン」で何十台もの照明を一斉に正確に動かすことができ、演出のクオリティと安全性が大幅に向上します。
🕹️ 実際の操作は?
Eosコンソールでは、明るさや色などを調整した状態で Record Cue 1 [Enter]
のように入力するだけで、その状態が「キュー1」として保存されます。あとは Go
ボタンを押すだけで再生可能!
📌 まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
キュー(Cue) | 照明の「状態と動き」を記録した指示 |
キューリスト | 複数のキューを並べたもの |
Record | キューを保存する操作 |
Go | キューを再生する操作 |
🚀 これから舞台照明を学ぶ方へ
キューは、プログラミングの第一歩。Eosコンソールを使うなら必ず通る道です。
次回は「トラッキング」と「キューオンリー」について解説予定!お楽しみに!
ご不明点があれば、お気軽に日本コーバンまでお問い合わせください。
照明の現場で、あなたの「一歩」を全力でサポートします!