あらゆる舞台に高品質を——ETC「ColorSource Spot V」

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部です。

今回ご紹介するのは、ETCが誇る新世代LEDスポットライト
**「ColorSource Spot V(カラソース・スポット・ブイ)」**です。

舞台照明のプロフェッショナルたちによって開発されたこの機材は、
美しい色表現、優れた明るさ、環境配慮など、
現代の舞台照明に求められる性能をすべて備えています。
それでいて、導入しやすい価格帯も実現した、まさに“すべての現場のための一台”です。


目次

「V」が意味するもの

● 豊かな色表現

ColorSource Spot VのLEDエンジンには、赤・緑・青・インディゴ・ライムの5色LEDアレイが搭載されています。
深みのあるインディゴや鮮烈なレッド、自然なスキントーンを再現できるパステルカラーまで、
1台で驚くほど広い色域をカバーします。

また、LEDドロップ補正が標準搭載されており、点灯中の温度変化による色ズレを防ぎます。
リハーサルで作り上げた色が、本番でもそのまま再現される安心感があります。


● 精密なカラーマネジメント

すべてのColorSource Spot Vは工場で光学キャリブレーション済み
内蔵の温度制御アルゴリズムと組み合わせることで、長期使用による色変化を最小限に抑えます。
TM-30-18基準による評価でも、3200K・5600Kどちらの色温度でも優れた色忠実度を実現しています。


サステナブルな選択

● 高出力 × 省エネ

最大光束は9,498ルーメン(70°レンズ時)で、消費電力はわずか約199W
1回路あたり最大8台(120V・20A想定)まで使用可能で、劇場やホールでの配電設計にもやさしい仕様です。
さらに、発熱が少ないため冷却ファンの動作音も平均24.4 dBAと非常に静か
静かなシーンでも演出を邪魔しません。

● 長寿命

L70(光束が70%まで劣化するまでの時間)評価は54,000時間
1日3時間使用しても約50年の使用が可能という、圧倒的な寿命を誇ります。
メンテナンス頻度の低減、ランニングコストの削減に貢献します。


多様な現場にフィットするアダプターと構成

ColorSource Spot Vは1台でスポット、フレネル、ホリゾントまでこなすマルチアダプター対応です。

● フィックスドスポット

ETCが長年培った高品質レンズ(5°〜90°)に対応。
標準、EDLT、XDLTレンズと選択肢も豊富で、演出に応じた最適な照射角を実現します。

● ズームスポット

15–30°/25–50°のズームレンズが選択可能。
さらにLED専用のXDLTモデルも登場し、より明瞭で高出力なフォーカス演出も可能です。

● フレネルアダプター

ColorSource Spot Vにフレネルアダプターを装着することで、柔らかく均一なウォッシュ光を実現。
滑らかなエッジとスムーズなオーバーラップで、演劇・ダンス照明に最適です。

● CYCアダプター(ホリゾント照明)

CYC(サイク)アダプターを用いれば、ColorSource Spot Vはホリゾントライトとしても活躍
豊かな色彩でバックドロップを演出し、空間の奥行きや雰囲気を劇的に変化させることができます。



主な仕様まとめ

項目内容
光源60個のLumileds LUXEON C / Rebel
最大出力9,498 lm(70°レンズ時)
消費電力約199 W(typ)
動作温度0〜40℃
寸法593×339×672 mm(最大時)
重量約7.7 kg(バレル含む)
対応レンズ5〜90° 固定 / 15–30°, 25–50° ズーム
保証本体:5年、LED:10年

まとめ

ColorSource Spot Vは、ETCの技術力と現場ニーズの両方を反映した
**「長く使える、安心の一台」**です。

導入コストと運用コストを両立しつつ、演出の幅を大きく広げてくれるColorSource Spot V。
その豊かな表現力と堅牢な構造は、劇場・ホール・教育機関・ライブ空間など、
あらゆる現場でその実力を発揮します。


製品デモ・お問合せ

日本コーバンでは、製品の実機デモや現場導入のご相談も承っております。
ぜひ、お気軽にご連絡ください!

現場に合わせた機材・ソフトのご提案、バージョンに関する技術サポートなども対応可能です。

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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