【前編】世界中のステージを支える照明メーカー

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ETCとはどんな会社?〜日本コーバンは正規代理店です〜(前編)

こんにちは。日本コーバン舞台照明事業部です。

今回は、私たちが日本国内で正規代理店を務める、**ETC(Electronic Theatre Controls)**という会社についてご紹介します。

Eosコンソールをはじめ、世界中の劇場やホールで導入されているETC製品は、どのような想いと技術から生まれているのでしょうか?


🎄 すべては1975年、クリスマスイブの学生の一言から始まった

1975年のクリスマスイブ。
当時18歳だった大学生、フレッド・フォスターが教授にこう言いました。

「最高の照明卓を作って、メトロポリタン歌劇場に売るんだ!」

この一言から、ETCはスタートします。

翌年のクリスマスには、彼と兄弟、友人たちによって最初の照明卓「Mega Cue」が完成。
そして20年後、本当にその夢は叶い、ETCはニューヨークの**メトロポリタン歌劇場(The Met)**に照明卓を納入しました。


🌍 世界中で活躍するETC製品

現在ETCは、

  • 15の拠点
  • 1000人以上のスタッフ
  • 300以上の認定サービスセンター

を持つ、世界トップクラスの照明メーカーへと成長。

製品は劇場だけでなく、以下のような多様な空間で使用されています。

  • 🎭 演劇・コンサートホール
  • 🎓 学校・大学・教育機関
  • ⛪ 教会・礼拝堂
  • 🍽️ レストラン・バー
  • 📺 テレビスタジオ・イベント会場
  • 🎢 遊園地・テーマパーク

ETCの製品は、「プロのために開発され、誰でも使えるように設計された道具」
直感的な操作性と、繊細な演出力の両方を兼ね備えています。


💡 ETCの製品に込められた哲学

創業者フレッド・フォスターはこう語っています。

「私たちは最高の人材を持っている。そして、最高の人材がいる限り、成長は止まらない。」

ETCでは、単なる機材開発だけでなく、

  • ユーザーのための教育プログラム
  • 世界中のオペレーター同士をつなぐフォーラム
  • 24時間365日体制のサポート
  • 多言語対応マニュアル・動画

など、人と人を支える仕組みづくりにも力を入れています。


👉 続きは後編へ!
後編では、

  • 社員が“会社のオーナー”であるETCの独自制度
  • 教育・文化への支援活動
  • 日本での技術サポートと、日本コーバンの役割
    をご紹介します。
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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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