【Eos Tips】Presetにエフェクトを記録しよう!~動きも一緒に保存する裏ワザ~

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部です!

EosのPreset機能、皆さん使っていますか?
色やフォーカス、ビームの値だけじゃなくて、実は「エフェクト」も一緒に記録できるって知ってましたか?

今回は、Presetにエフェクトを記録する方法と、それにまつわる注意点を解説します!


目次

◆ PresetにEffectを記録する方法

基本コマンドはこちら:

[Record] [Preset] [番号] {Plus FX} [Enter]

または、

[Record] [Preset] [番号] [Effect] [Enter]

🔹 {Plus FX} を押すことで、Presetにエフェクトの動きも一緒に記録できます​。

✅ 例

[1] [Thru] [6] [Effect] [3] [Enter]  
→ チャンネル1~6にエフェクト3を適用

[Record] [Preset] [10] {Plus FX} [Enter]
→ Preset 10 にエフェクト付きで記録完了!

◆ Presetに記録されたEffectの特性

ここが重要!

Presetに記録したエフェクトは、そのPresetをCueやSubに使っても参照されません
記録時のEffectの情報が「コピーされる」だけ!

つまり、あとでPreset内のエフェクトを変更しても、すでにCueやSubに使った分には反映されません


◆ Blindでの編集・コピーも可能

BlindモードでもPresetの中にエフェクトを持たせた状態で以下が可能です:

  • [Copy To]
  • [Recall From]

→ Cueなどで使う前に、エフェクト付きPresetを事前に準備しておくと効率的です​。


◆ Submasterと組み合わせる活用術

Presetにエフェクトを入れておくと、それをSubmasterに割り当ててボタン1つで動きを再生することもできます!

[Sub] [5] {Properties} → Mode: Preset

ただし、Submasterではエフェクトのプロパティだけが保存されるため、Presetの他のデータ(色やフォーカス)は含まれません。
用途に応じて「エフェクトサブマスター」として設定してください​。


◆ よくあるミスと対処法

ミス解決策
PresetにEffectが反映されない?{Plus FX} を忘れていないか確認!
CueにPresetを使ったのにEffectが効かない→ PresetではなくCueにEffectを直接入れるのも手
Preset内Effectを更新したのにCueが変わらない→ Cueにはコピーされてるだけなので要再記録!

✅ まとめ:Preset + Effect で演出の幅が広がる!

操作内容
[Record] [Preset] {Plus FX}Presetにエフェクトごと記録
Preset → Cue/Submasterへ使用エフェクトも反映されるが参照は切れる
変更したい場合は再記録CueやSubに適用した後は都度更新が必要

📩 エフェクト付きPresetの使い方や、効率の良い保存方法に関してお悩みの方は、日本コーバン舞台照明事業部までお気軽にご相談ください!

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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