【Eos Tips】Absolute Effect の Entry と Exit を完全攻略!

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部のトミーです!

キューに入れた Absolute Effect の始まり方や終わり方がぎこちない…そんな経験ありませんか?

実はその原因、Entry(エントリー)と Exit(イグジット)設定の見直しで劇的に改善するかもしれません!

今回は「汚い立ち上がり」「ぶつ切りの終わり方」を避けるための Absolute Effect の Entry・Exit 設定を徹底解説します!


目次

◆ Entry(エントリー)とは?

✅ 「エフェクトが再生を開始したとき、どうやって立ち上げるか」を決める設定です。

🔹 主なEntryモード

モード名内容
{Cascade}順番にチャンネルを走らせる(TrailとCycle Timeに準ずる)
{Immediate}全チャンネル同時にスタート
{Fade by Size}アクションのSize(出力値)に応じてフェードイン
{Fade by Rate}スピードを徐々に上げていくようにスタート
{Fade by Size and Rate}出力値もスピードも段階的に立ち上げる

📌 迷ったら「Fade by Size」か「Fade by Size and Rate」が自然でオススメ!

⏱ Entry Time(In Time)

  • エントリーにかかる時間
  • 設定方法:[Effect] → {Entry Time} → 秒数入力 → [Enter]

◆ Exit(イグジット)とは?

✅ 「エフェクトを終了するとき、どのように抜けるか」を決める設定です。

🔸 主なExitモード

モード名内容
{Fade by Size}エフェクトが段階的に小さくなりながら終了(自然!)
{Fade by Rate}スピードを落としながら終了
{Fade by Size and Rate}出力もスピードも下げながらフェードアウト
{Stop and Fade}即時停止 → 背景値に戻る
{Stop and Hold}その時の値でピタッと止まり、背景には戻らない

📌 多くの現場では「Fade by Size」や「Fade by Size and Rate」がなじみやすいです!

⏱ Exit Time(Out Time)

  • 終了にかける時間
  • 設定方法:[Effect] → {Exit Time} → 秒数入力 → [Enter]

◆ 実践例:フェードイン→動き→フェードアウト

[Effect] [5] {Entry} {Fade by Size and Rate} [Enter]
[Effect] [5] {Exit} {Fade by Size} [Enter]
[Effect] [5] {Entry Time} [5] [Enter]
[Effect] [5] {Exit Time} [4] [Enter]

➡ スムーズに入って、自然に抜ける!


◆ よくあるエラーと解決法

問題解決法
エフェクト開始時に一瞬パチッと光る→ {Immediate}ではなく{Fade by Size}に変更
終了後に値が戻らない→ Exitを{Fade by Size}系に設定、または背景値を正しく設定
他のキューに移るとチラつく→ TrailやCycle TimeとEntryを連携して調整

✅ まとめ:Entry・Exitを制す者がEffectを制す!

ポイント内容
Entry =「どう始めるか」最初の印象を自然に見せるコツ!
Exit =「どう終わるか」余韻のある美しい終わり方に
Fade系の選択がオススメカットチェンジやチラつき防止に最適
時間設定も忘れずに!Entry/Exit Timeの調整でさらに洗練!

📩 「EntryをCascadeにするとどうなる?」「ExitのFadeとHoldの違いを体感したい!」など、さらに深く学びたい方はぜひ日本コーバン舞台照明事業部までご相談ください!

照明に魔法をかけるのは、こうした“ちょっとした設定”から始まります✨

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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