【Eos Tips】Undo(アンドゥ)機能で安心操作!〜誤操作してもあわてない〜

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部のトミーです!

照明卓を使っていて、

  • 「間違えて記録しちゃった…」
  • 「あの手前の状態に戻したい」
  • 「コマンドラインを消したいだけなのにUndoが動かない?」

そんな経験、ありませんか?

今回は、EosにおけるUndo(元に戻す)機能を初心者にもわかりやすく徹底解説します!


目次

◆ Undoとは?

✅ 「直前の操作を元に戻す」ための便利なキーです。

UndoはLive・Blind両方で使用でき、ショーファイルに記録される操作や、手動で出力を変えた操作を取り消すことができます。


◆ 基本の使い方

  1. 操作を間違えた!
  2. [Undo]キーを押す
  3. Command Lineが残っていれば、まずそれがクリアされる
  4. もう一度 [Undo] を押すと、履歴一覧が表示
  5. 最新の操作が黄色にハイライトされる
  6. [Enter] を押すとその操作を元に戻せる!

📌 【Shift】+【Clear】キーでもコマンドラインだけをクリアできます。


◆ 履歴表示での操作

  • [Undo]キーを連打:Undo可能な履歴を遡って表示
  • マウス or 矢印キー:複数の操作を選択
  • [Enter]:選んだ操作を一括でUndo
  • Undo後は{Redo}が表示され、やり直しも可能!

◆ Undoできるもの・できないもの

状態Undo可能?内容
手動で変更した値Intensityなど、マニュアル操作
記録・更新系RecordやUpdateでの保存操作
パッチの変更Patchでの変更やFixture追加など
再生操作Cue再生やGo/BackなどのPlayback系は対象外
Augment3dの編集モデル編集操作など
エンコーダ操作パラメータの微調整など

📌 Undo対象外の操作は履歴上グレーアウトで表示されます​。


◆ マルチユーザー環境での注意

複数ユーザーで作業している場合、自分の操作だけがUndo対象になります。

例:User Aが変更したものはUser AしかUndoできません。
共有卓を使っているときは、ユーザーごとに履歴が分かれていることを意識しましょう。


◆ UndoとClearの違い

操作内容
Undo元に戻す(操作履歴を巻き戻す)
Clearコマンドラインやパラメータをクリア
Shift + Clearコマンドラインを一括で消去
Clear Functions記録ターゲットを一括で消去(Undo不可)

Clear Functions(ファイル消去系)はUndoできません!


◆ よくある初心者ミスと対策

ミス対策
Undoが効かない?→ Command Lineに入力が残っているかも。まずは[Undo]を2回押す。
変更を一括で戻したい→ [Undo]表示で複数選択し、まとめて[Enter]
間違って再生しちゃった!→ Go/BackはUndoできません。Cueを再生しなおすor[Go To Cue]で戻る
他人の操作を戻したい→ できません!ログインユーザーごとにUndoは管理されています

✅ まとめ:Undoは“安心して作業できる”最強サポート機能!

Undoの魅力内容
コマンドミスを即座に取り消せる焦らず安心して作業ができる
複数の操作も一括で元に戻せる履歴から複数選択でUndo可能
Redoでやり直しも簡単誤ってUndoしてもワンクリックで元に戻せる
ユーザー別に操作が守られるチーム作業時も安心!

📩 Undoの使い方が不安な方や、UndoとClearの違いをもっと詳しく知りたい方は、お気軽に日本コーバン舞台照明事業部までご相談ください!

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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