【Eos Tips】ソフトウェアバージョンの変更方法(アップ&ダウン)完全ガイド

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こんにちは、日本コーバン舞台照明事業部のトミーです!

「新しいバージョンにしたいけど不安…」
「元のバージョンに戻せるの?」
「ネットに繋がっていない現場でもできるの?」

そんな声にお応えして、Eos照明卓のソフトウェアバージョンの上げ下げ方法を、誰でも実践できるよう分かりやすく解説します!


目次

◆ 前提知識:ソフトウェアのバージョンとは?

Eosコンソールは、ETC公式のEos Familyソフトウェアを使用して動作しています。
新しいバージョンでは便利な機能が追加されたり、バグ修正が行われたりします。

ただし、すべての現場が「最新版で統一」できるとは限らず、あえて旧バージョンに戻す=ダウングレードが必要なこともあります。


◆ バージョンを上げる(アップグレード)

🔧 必要なもの

⬆ アップデート手順

  1. ETCサイトから目的のバージョンのインストーラーをUSBに保存
  2. コンソールにUSBを挿入
  3. [Shell(ECU)] を起動
  4. 【Settings】→【Software Update…】を開く
  5. USBにあるアップデートファイルが表示される
  6. 対象のファイルを選択し【Install】を押す
  7. 指示に従ってインストール&再起動!

📌 途中で「Archive Installer」にチェックを入れると、そのバージョンを保存して後から戻せます​。


◆ バージョンを下げる(ダウングレード)

⬇ ダウングレードのやり方

方法はアップグレードとほぼ同じですが、

  • 以前のバージョンのインストーラーが保存されていること
  • またはUSBメモリに該当バージョンのファイルを用意しておくことが必要です。

🗂 旧バージョンがアーカイブされているかは、【Installer Archive】で確認可能です​。


◆ ワンタッチでバージョン切替【Switch to Eos 2.9.x】

✅ 特定の機種では「v2.9.x ↔ v3.0.x 以降」をワンタッチで切り替え可能!

  • 【Switch to Eos 2.9.x】を選択するだけ!
  • 再起動すれば変更完了!

🔔 ただしこの機能は「Windows 10では非対応」です​


◆ バージョン変更時の注意点

注意ポイント内容
Showファイルの互換性上位バージョンで保存したファイルは、下位バージョンで開けないことがあります!
Fixture Libraryの違いライブラリが一致していないと警告が出る場合があります
USBフォーマット形式FAT32形式推奨。Macで作成したUSBは認識されないことがあります

◆ よくある質問

Q. ネットに繋がっていない現場でもアップデートできる?

USB経由なら完全オフラインでOKです!

Q. 一度ダウングレードしたあと再度アップグレードはできる?

➡ できます。ただしv2.9より古い→v3.0以上に戻す場合は2.9経由が必要です​。

Q. 複数台のコンソールを一斉にアップデートしたい

➡ プライマリ設定しておけば、リモートアップデートも可能です(ECU内の自動更新設定が必要)​。


✅ まとめ:バージョン変更は「正しく準備すれば安心安全」

作業ポイント
アップグレード最新機能や修正が欲しいときに!
ダウングレード他現場や旧ファイルとの互換用
アーカイブ管理いつでも戻せるよう保存推奨!

💡Eosのサポートやご相談も、日本コーバン舞台照明事業部にお気軽にお問い合わせください!

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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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