【Eos Tips】ブラインドで編集したキューをライブに反映させる方法

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[Assert] + 該当フェーダーの {Load}」という操作、実は Blindで編集した内容を、今ステージで再生中のキューに反映させる裏技的な手法 なんです。


目次

🔍 なにをやっているのか?

この操作は、以下の2つの意味があります:

  1. Assert = 「再生中のキューをもう一度出力しなおして!」 という命令
  2. {Load} = 「このフェーダーにアサインされたキューを対象にする」

つまりこの組み合わせは、

「今再生中のCueの内容を、もう一度出力し直して、Blindでの変更も反映させる」

という動作になります。


⚙ なぜこれが必要?

Eosでは Blindモードで編集した内容は自動で出力には反映されません。
そのため、以下のような状況が生まれます:

  • Cue 10 が Live で再生中
  • Blindで Cue 10 の色を変更した
  • → ステージ上は変更されないまま

そこで Assert を使うことで、Eosに「もう一度 Cue 10 を強制的に出力して!」と指示するわけです。


🔧 実際の使い方例

  1. Live中に Cue 20 を再生中
  2. Blindで Cue 20 のフォーカスを修正
  3. Blindを閉じずに:
      [Assert] を押しながら、その Cue が載っているフェーダーの {Load} ボタンを押す

💡 これでBlindでの編集内容がLiveに反映されます!


✋ 注意点

  • この操作は「Assertできる対象」がアサインされているフェーダーであることが前提です(Submasterなどは対象外)。
  • マルチキューリスト環境で使用する場合は、どのCue Listが出力権限(ownership)を持っているかに注意する必要があります。

✅ まとめ

操作意味
[Assert] + {Load}フェーダーに載っているCueを 再出力(Blindでの変更を反映)
[Go To Cue] [Enter]同じ効果だが、コマンドライン操作(少し遅れることもある)
使う場面Blindで編集 → すぐステージに反映したいとき
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この記事を書いた人

こんにちは、Tommyです。日本コーバン株式会社の舞台照明事業部で働いています。舞台照明、特にミュージカルやお芝居が大好きで、大学時代にはブロードウェイミュージカルへの情熱からアメリカに留学しました。大学ではもちろんシアターを専攻し、そこで照明デザインやプログラミングを学びました。

休日にはブロードウェイミュージカルを観に行くのが趣味で、頭の中はいつもお芝居と舞台照明のことでいっぱいです。今、特に力を入れているのは、ETC Eosという照明卓の素晴らしさを広めること。このブログを通じて、照明やプログラミングがもっと身近になるように、そして皆さんの作品作りに少しでも役立てるよう、頑張りたいと思っています。

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