難しいはなしをしますね。ここ最近、防水(IP65とか)機材が増えてきてます。カバーを開け(通常はほとんど不要なはずだけど)元に戻す際に、ねじを締めると思うのですが、、、、
- 「ねじを締め付ける順番」と「締め付けトルク」に注意が必要です
- 車のタイヤ交換をする時同様、各ねじを対角(5本なら星型イメージ)締めたねじから1番遠い次のねじへ移動しながら、締めていきます。尚且つ、一気に全部閉めるのではなく、徐々に占める力をあげて、最終的に同じ力で締め上げます
なぜなら、均一に締めないと、カバーが微妙に傾き密閉に問題が発生する(タイヤなら傾いたりする)可能性があります。
そこで、最終的にトルク管理された工具(トルクレンチ、トルクドライバー)が使用されます
密閉部分には、ラバーのシール材が浸水防止のため張り巡らされてますが、締めすぎると劣化の可能性もあり、注意が必要です
もともとねじ自体も規定トルク(推奨トルク)などがあるのですが、それを超えて締めすぎたりするとねじ自体が破断(ぶち切れる感じ)します
最近DIYでよく見かける「電動インパクトドライバー」ですが、インパクトの名の通り、ねじを締め付ける際に衝撃を与えて強く締め付けるので、それに対応しているねじでないと破断(ねじリセス破損)の可能性が高いので、自分の周りの機材らにはほとんど使用しません。現場でトラスを組むことがあった時には、高張力鋼ボルトだったので、当然電動インパクトドライバーを使用してましたが、、、
建築などで使用するコーススレッドなどは、ヘッドも含めて木材建材に食い込むのでインパクトを使用できますが、機械に使われているねじなどはインパクトに対応していないもの(ケースが樹脂)など多く見られるので注意が必要です
トルクドライバーの一例、目盛りはNm(ニュートンメートル)


値段は結構しますが、この手の管理工具は信頼性の高いものを購入するのがいいでしょう

