マティアスさんはブロードウェイスタイルのミュージカルに多く携わっている照明プログラマーです。
世界中のさまざまな場所でプログラミングを手掛けてきました。東京をはじめとする世界各地でさまざまなプロダクションのプログラミングを担当されています。
例として、以下の作品に携わってたとのことです。
• 「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」
• 「シュレック・ザ・ミュージカル」
• 「メリー・ポピンズ」
• 「パリのアメリカ人」
• 「ブルーマングループ」
• 「キンキーブーツ」
その他にも、数多くのオペラやバレエのプロダクションにも参加しています。
この貴重な機会に、演劇やミュージカルの舞台照明、照明のプログラミング、Eos卓について、マティアスさんに直接質問できるチャンスだったので卓講習やプログラマーとしての質問などをさせてもらいました。
今回はその質問とマティアスさんの回答を紹介します。
- 舞台照明を始めたきっかけは何ですか?また、それを続けるモチベーションは何ですか?
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子供の頃から演劇が好きで、学校の演劇クラブで舞台技術や美術を学ぶ機会がありました。12歳頃に照明に興味を持ち、そこで照明について学び始めました。現在でも演劇に惹かれ続けており、劇場建築や舞台上でさまざまなデザインを使って新しい世界を作り出すことに魅了されています。
- ブロードウェイスタイルの照明プログラミングで特に挑戦的な部分は何ですか?どのように対応していますか?
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時間が最も難しい要素だろう。プログラミング自体は基本的なことのように思われがちですが、素早くなければなりません。リハーサルはとても速く進むこともあるし、他の部門は必ずしも照明プログラマーを待ってくれない。そのため、舞台に立つ人や周りの人々はかなりのプレッシャーになります。基本的な仕事は、コンピュータープログラムで数字を扱うことです。課題は、プレッシャーの中で組織的に仕事を行うことです。ルーティーンを持つこと、照明卓を知ること、デザイナーが何を望んでいるかを理解すること、空気を常に読むことが助けになると思います。照明卓オタクであっても、クリエイティブなデザインのプロセスを理解していなければ意味がありません。また、プログラミングのスタイルに一貫性を持たせることも効果的です。例えば、同じものにはいつも同じマクロ/カラー/グループ/キュー番号をつけるなどです。
- 「ムーラン・ルージュ!」や「メリー・ポピンズ」の中で、特に印象的だった照明デザインの瞬間は?
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「ムーラン・ルージュ!」では「Roxanne」のシーンが好きで、白と赤の配色とタイミングが印象的です。「メリー・ポピンズ」では「Anything Can Happen」のシーンで星のゴボが美しかったです。
- 観客の感情に影響を与える照明デザインやプログラミングの最も重要な要素は何だと思いますか?
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主観的な要素ですが、焦点(どこを見るか)、色のバランスとコントラスト、そしてタイミングが重要だと思います。
- 照明プログラミングをしていて特にインスピレーションを感じる瞬間はありますか?
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各デザイナーには独自の「デザイン言語」いわば道具箱のようなものがあり、彼らの新しいテクニックを発見することに喜びを感じます。