ETC Eosコンソールの便利機能:パレット、プリセット、ダイレクトセレクトを使いこなそう
ETC社のEosコンソールは、舞台照明を効率的に操作するために多くの便利な機能を備えています。今回はその中でも、照明プログラミングで非常に役立つ「パレット」「プリセット」「ダイレクトセレクト」の3つの機能をご紹介します。
1. パレットの使い方
パレットとは、照明の特定のパラメーター(例:色、位置、ビームなど)を保存し、簡単に呼び出すことができる機能です。照明の設定を何度も行う手間を省き、ワンタッチで同じ設定を再現できます。
使用例:
たとえば、赤い照明を使うシーンがある場合、その色設定を「カラーパレット」に保存しておけば、後で別のシーンでも同じ赤色をすぐに適用できます。同じように、照明の位置やビームの形状なども、それぞれ「フォーカスパレット」「ビームパレット」に記録しておくことで、必要な時にすぐに呼び出すことが可能です。
2. プリセットの使い方
プリセットは、複数のパレットをまとめて保存できる機能です。照明の色、位置、ビームなど、シーン全体の設定を一括で呼び出すことができます。
使用例:
例えば、あるシーンで特定の色、フォーカス、ビーム設定を使用している場合、それをプリセットとして保存することで、次回同じシーンや場面を再現する際に一度で全ての設定を呼び出せます。これにより、複雑な照明演出も短時間で準備でき、操作が非常に効率化されます。
3. ダイレクトセレクトの使い方
ダイレクトセレクトは、パレットやプリセットを瞬時に選択できるショートカット機能です。画面上に配置されたボタンをクリックするだけで、登録しておいたパレットやプリセットをすぐに適用することが可能です。
使用例:
舞台の進行中に素早く照明設定を切り替えたい場合、ダイレクトセレクトボタンを活用することで、一瞬で目的の設定を適用できます。特にライブイベントや即座に変更が求められるシーンでは、この機能が大変役立ちます。
3つの機能の違い
- パレットは、個別のパラメーター(色、フォーカス、ビームなど)を保存する機能。
- プリセットは、複数のパレットをまとめて一括で保存し、シーン全体の設定を管理できる機能。
- ダイレクトセレクトは、パレットやプリセットを素早く呼び出すためのショートカットボタンです。
まとめ
ETC Eosコンソールのパレット、プリセット、そしてダイレクトセレクトを使うことで、照明の操作は一層簡単かつ効率的になります。これらの機能を活用して、スムーズな照明演出を実現しましょう!
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